この番組の本編はテレビ東京ビジネスオンデマンドでご覧いただけます。(入会月無料)
https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/gaia/vod/post_203470/?utm_source=youtube&utm_medium=meta&utm_campaign=2mingaia_200609
誰にでもいつかは訪れる“人生の最期”。それをどこでどう迎えたいか。自分だけでなく家族、さらには社会全体のあり方にも関わる重要な課題だ。調査によると、多くの人が最期を「自宅で迎えたい」と希望しながら、現実は圧倒的に「病院」で亡くなる人が多いというギャップがある。
そんな中、最期まで「自分らしい生き方」を「自宅」で全うしたい、という人たちの願いを実現する“看取りのプロ”たちがいる。東京・板橋にある「やまと診療所」だ。ここでは患者の希望が最優先。医者の判断のもと、命に関わることでなければ、患者がやりたいということを叶える。
【自宅で最期まで自分らしく生きたい” それを叶える看取りのプロ】
東京・板橋区の住宅街にある「やまと診療所」。院内を覗くと受付もなければ診察室もない。
実は、やまと診療所は終末期の患者を往診する専門の診療所だ。板橋区の本部と支部、そして荒川区、渋谷区と合わせて4つの拠点を持ち、現在 患者はおよそ900人。その多くは余命3カ月以内の末期がん患者で、投薬などで痛みを和らげる緩和ケアがほとんどだ。
「残り少ない時間を自宅で過ごしたい…」、そんな患者と家族の願いを可能にするやまと診療所独自のシステムがある。それが医療アシスタントの存在だ。その数35名と常勤医師の倍以上。医療資格を持たないが、往診の際、器具の準備やカルテの作成、血圧測定などを行い、医者の負担を軽減する。さらに、患者や家族と積極的に会話し、不安や悩みを汲み取ることも重要な仕事なのだ。やまとでは医者1人に対して、医療アシスタント2人の3人体制で、徹底的に患者と家族に寄り添う態勢をとる。
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