「輝け！ 第1回女子プロ怪奇大作戦大賞」

2月23日、アクトレスリングラジアントホール大会のざっくり感想～ｳ。

「惡斗＆○入江彩乃（顔面直撃ドロップキック→“みちのくドライバーに似た技”北海ドーン)夏葵＆×汐月なぎさ」

　まー、ズバリ言うが、ブルーコスのなぎさちゃん、キャリアから実力的に一枚落ちたね。新人としては悪くないと思うけど、他の3人が出来上がっている。

　入江さん、この相手には強い！(^^)

「○茉莉&キラ☆アン＆岩井杏加（トラースキック→“リバースゴリースペシャルから後ろに倒れる”熨斗紙）才原茉莉乃＆×CatMask calico＆ゆふぁ」

　猫さんチームはゆふぁさんのヘアスタイルに象徴されカラフル。…ところでヘアスタイルはともかく、コスチュームの派手さとか、あのうるさい魚介類の人に近い物がありません？w

　ナンチャラあって終盤catさんが出ずっぱりに。ロープワークのスピードなどはやはり、新人ではない。

　ところで正体は…体格的にあの選手？　いや、胸が…待て待て、女子は胸が揺れるとHだからキツくサラシで締めてるぞ。う～んw

「MARU&○アレン＆ブルドーザー轟（フロントネックロック→DDT）蓮燦＆藤本こあら＆×後藤智香」

　まあ、いつもの蛇道衆の試合だが、見慣れたせいか試合全体、やや熱気に欠けた気がした。こあらさんの手品も出なかったし、アレンさんの傘も終盤に。

　蓮燦さん(？)、張り切ってるし美人なんだけど、もう一つハジケないなー。

「○青野未来（バックドロップ）澄川菜摘」

　去年のあっし的最優秀試合が早くも再戦！

　…う～ん、この試合だけ見たら、今の主流の「バタバタプロレス」と一線を画す端正さに驚いたかも知れない。ただ、やはりあれだけ完成度の高い試合を短期間で更に練り直すのは難しかったのか、去年の衝撃性は感じなかったなあ。…メインに遠慮したのかもね。

　普通ローキックは太ももを蹴るが、青野さん、足首でもどこでも蹴るなあ。

「○皇希（バックドロップ連発→アメジスト・バタフライ）松井珠紗」

　今、全女子レスラーで最もスター性があるのは皇希さんではないか。その位、この人は顔だけでなく体全体のビジュアルがいい。

　しかし、ズバリ言うがそのスター性に試合が追い付いていないのも事実。そんなに見るにたえない程ひどくもないが、やはり並の新人の普通ぐらいで、百点の試合を期待、予想させる容姿で、実際の試合は30点ぐらい、という感じなのだ。

　この試合、セミだと思ったがメイン。何を見せるのか。「ここで這ってきた私の泥臭い執念、しっかり教えてやるよ」という松井君のツイートもあり、シゴキマッチで一旦皇希を落とす試合になるかと思ったが、松井君なり、アクトレスは皇希に賭けてきた。

　そんなメチャ強でもないが、それなりのキャリアもある信頼出来る松井に限界まで攻めさせて、皇希のガッツを引き出そうと。

　結論から言えば、それは成功した。これまで見た皇希のベストマッチ。スマートとは言えないが、この日の皇希のガッツは確かに観客の胸を打った。

　まだ課題は多い。1試合でそんなに生まれ変われるもんでもないだろう。ただ、「立場が人を変える」という言葉もあり、アクトレスはダイヤかガラスかわからない原石に賭けてみるようだ。

　次回、後楽園のメイン「青野未来vs皇希」。今のアクトレスで最もスリリングでギャンブルなカードだろう。

　今日のMVPは松井珠紗。アクトレスを超えて、最近見た試合で一番いい仕事をした。

2月17日、アクトレスリング新木場大会のざっくり感想～ｳ

「○惡斗＆荒幡寧々（惡朱螺“メリーゴーランド式フロントネックロック”）青野未来＆×石川はるか。※もう1組は未依＆かなみっく」

　アイドル、正統派、悪もんと色分けのはっきりした3wayタッグ。キャリアのあるチームリーダーは問題なし、好調。

　その下の若手組だが、目を引く点では小柄なかなみっくちゃんが一番有利。自分のキャラを生かした試合運びをつかみつつある感じ。

　私的アクトレスの小問題、「アクトレスラップ」https://www.youtube.com/watch?v=kLGCcNDGGQs
で取り上げた選手は個性がつかめたが、その下の若手軍がちょっと誰が誰やら。かなみっくちゃんはかわいい、水嶋さんはポニーテールで新体操のリボン回す人ね…とボチボチ覚えてきたが、まだよくわからない人や試合でキャラが発揮されてない人も多々。知ってるメンバーだけでも十分面白いが、これだけのメンバー、キャラをフルに使わないともったいない。

　ビーリベ組がタッグとしては一番良かった。ヒールタッグの強み？

　石川さんが少し厳しい。セントーンを多用していたが、あれは大型の人の技というイメージがあるし、ウリの技にするにもつなぎやもう少し工夫がいるのであ、と。

「○CHIAKI&後藤智香（アルゼンチンバックブリーカー）水嶋さくら＆×みあ朝子」

　個性、キャラ作りという点ではみあ朝子ちゃん、一人でボケて一人でやられて大活躍。

　かなみっくと同じ小動物系なのが、逆にコミカルな個性を際立たせている。

　試合後、マイクで何か言っていたら、蛇道衆の轟、アレンさん「てめえ、いつもじゃねーか！」w。

　横浜でアップデートvs蛇道衆の模様。

「○茉莉＆なる（ブラジリアンキック）松井珠紗＆×山田奈保」

　カードを見て、まず期待したのが「松井くんvsなるちゃん」の新旧ドロップキッカー対決。残念ながら、これはそれ程白熱せず物足りなかった。

　トータルでは各自、動きが良く好試合だったが。

　…実は少しくすんでいたのが山田君。特に悪くはなかったが、ほかの3人がうまいので…。

　前にも書いたが、このルックスで普通に動ければ、ほかなら期待の新人、大注目で「天才！」とかヨイショしてくれる人までいるだろうが、、アクトレスは全員ルックスが良いので、それでは存在意義がない(爆)。

　レーゾンデートルをかけた山田君の死闘が今始まる…かも知れない。

　あ、余談。茉莉さんのキックとか松井君のドロップキックとか先輩の技をみんな平気で良くスカすなあw。それと、松井君の入場テーマ、メロディーがいいね(完全余談)。

「○皇希（ラリアット→バックドロップ→“旋回式ダイビングボディプレス”アメジスト・バタフライ）入江彩乃」

　カードが出た時点でｶﾅｰﾘ不安だったが…う～ん

　…もうはっきり言えば、やっぱりかなりしんどい試合だった。特にどこがダメというんじゃなく、特にダメな点もないのに、つかみどころがないのが一層厳しい。

　メリハリのないダラダラしたエルボー合戦、中々ロープに走らず(動かず)、走っても気の利いたムーブ何か出すわけない。胸に当たったり、安易さと無効性が見えるラリアット、頭上で「玉ねぎ！」の形を見せる謎のサイン…。

　入江さんは、アクトレスでも屈指の美形とイヤイヤプロレスをやってるみたいなムードのギャップをキャラにした方がいいと思うが、皇希さんが深刻だ。誰もが目を見張る様な華麗なスター性を持ちながら、もっちゃりした試合運び…。

　今からでもPURE-Jでもマーベラスでもどこでもいいから、出げいこに行ってエース、いやせめて普通のレスラーのちゃんと盛り上がる試合運びを学んだ方がいいと思う。

　試合後、惡斗さん登場「皇希！　後楽園のお前のカード決めてやるよ！」

　…皇希さんが後楽園でトーナメントの決勝には出ない前提で話してる。

「○澄川菜摘（コーナーで捕まえパワーボム→蒼魔刀→ダイビングWニードロップ）夏葵」

　…前の試合と同じ団体とは思えない素晴らしさ。

　この二人の試合を知っていれば、好試合になるのは見なくても検討が付いたが、発見だったのは澄川さんの卓越した表現力。

　単に一人で華麗な技やムーブを出すだけじゃなく、技の強弱や表情で、「テメエはこんなもんなんだよ！」「チキショー！ やられた！」といったセリフ、ストーリーを提示する。

　エースっぽいのは青野さんだが、表現力、試合作りのうまさでは澄川さんでは？ 青野さんのシングルを見る機会があったら、比べてみよう。楽しみ。

　スターダムの澄川さんはまるで知らず、知ってる人に聞いたら、ダムでもいい選手だったというが、やはりブランクの間に復帰したらこんな事しよう、これもやろう、と色々考えていたのでは。

　でなければ、こんないい選手、ダムが手放すわけがない。

2月16日、シードリング新宿FACE大会のざっくり感想～ｳ

「〇高瀬みゆき(ラリアット3発→ローリングストーン“旋回式ブレンバスターみたいな”)久令愛」

　PURE-Jであってもおかしくないカードだが、みゆ姐さん、しばらくJに参戦しない為か、ノイズがいくらか発生した。

　試合トータルはややコミカルにみゆ姐さんリードで進むが、そこかしこにミス。ネタじゃなく、ほんとにお見合いとか攻守のタイミングが合わなかったり。

　何だろう。二人ともまず間違いない選手だが、久令愛、初参戦であがったのかな。

「〇ラ・ピディータ(二人をジャベで固める)関口翔、駿河メイ」

　シードリを追放され怒り狂う小林香萌がメヒコから送ってきた刺客、ラ・ピディータ！

　…体格とか香萌によく似ているが、まさか怒り狂う香萌が、ああもバカみたいに踊り狂ったりはしないだろう。

　試合はまあこの3人なら間違いないが(一人は初来日の謎マスクウーマンだが)…。

「×真琴、朱崇花、水波綾、松本浩代(ラ・マヒストラル？)〇アマゾン、MIKAMI、山下りな、AKARI」

　ヒールのラスエゴ、マコアスとアニキ、ひろよん組は最初から不協和音。ミカゾン(MIKAMI、アマゾン)組も急増タッグで連携バッチリとはいかないが、まあ不協和音の小ささで何とか勝ちました。単独のプレーでは、やっぱりラスエゴが良かったけど。

　JファンとしてはAKARIさんが(おかしくもなかったけど)イマイチ目立たなかったのが残念。

　試合後、MIKAMIさん、山下さん、AKARIにこの4人で組まないか、と。

「×海樹リコ、笹村あやめ(イグチボムこらえる→青木ラリアット→フットスタンプ→ラリアット)青木いつ希、〇神姫楽ミサ」

　今日のベストマッチ。というだけでなく、はっきり言えば、今日やっと金を払って足を運んで見る価値のある試合だった。

　これまでの試合も特に悪くはないが、規定演技とストーリーは結果だけ見れば十分。

　焦点はただ一つ、神姫楽ミサのリミット！ 去年当たりからハジけてきて、大注目のミサちゃんだが、これでアガリ、という事はない！

　アイドル歌手が一曲面白いヒット曲を出した様な物で、どんぐりの背比べから、一瞬スポットが当たった様な物。ここからが勝負。

　あの体格での突撃ファイトはちょっと目を引くし面白いが、すぐに限界が来るのは目に見えていた。「次の一手」がどう出るか興味深かった。

　試合開始からミサ、集中攻撃。これまでの単なる「攻撃ターン」を超えた、イッパイイッパイの奮闘が続く。

　シードリで、青木、ささむー、リコ、川畑さんが新世代軍を名乗り、ミサも参加した時、この辺の試合をちゃんと見ている人は、ミサも？　と思ったはず。ちゃんとしたシングルをやらずとも、実力は何となくわかる物だ。

　リミットギリギリで、青木さんのフォローもあって辛勝。試合後、負けたリコとの因縁で次回、POPタイトル戦決定。この直後のマイクがなければ、ストーリークサくなくて良かったのにw。

　ともかく、ミサの「次の一手」、シードリングで見られそうだ。

　また、焦点は「神姫楽ミサの奮闘」だったが。青木さんの深い強さ(パッと見には、あからさまにはわからない)、ささむーのテクニック、リコの熱気なども、いい感じで絡み合い、この試合だけ異常にプロレス偏差値が高かった。

「○中島安里紗(ダルマ式ジャーマン→レッグクラッチスープレックスホールド)川畑梨瑚」

　…結論から言えば、少々期待に及ばず。どこが良くなかったのか、はっきりしている。

　川畑さん、気合いは入っていたが、全く普段通りで何の工夫もなかった。川畑さんの試合を1度も見た事がなければ、このビジュアルでこれだけバシバシ蹴るのは凄い！　と思うかも知れないが、何度か見ていれば、いつもの試合をいつも通りにやっただけ、と思う。

　試合後、ぁりさん(中島)、川畑さんを認める発言をし、私もあなたも堀田さんの弟子、と言っていたが、ぁりさん、生まれは堀田さんのAtoZでも、育ちはJWP(PURE-Jの前身)だ。

　全女のプロレスは、才能のある人(大柄、運動能力)のプロレス、JWPのプロレスは普通の子が工夫し努力するプロレスだ。

　体が大きかったり優れた運動能力のある選手はただのドロップキックでもスペクタクルな華やかな大技になるが、そこまで才能に恵まれない選手はタイミングやフォームに工夫を凝らし、同じぐらい面白い見せ場にするしかないのだ。

　この試合でも中島選手、ロープブレイクでもどこか踏んでいたり、サッカーキックも普通背中を蹴るのに首筋を蹴ったり、こまかい所でも意地が悪いというか貪欲に有利に試合を進める。

　そんな攻防が進むごとにダメージの蓄積量、HPの残量の差が開いていき、遂に、という感じ。

　序盤の力の入ったグラウンドレスリングなど大差なかったのに。

　川畑さん批判ではなく(この日のファイトに限っては、はっきり良くなかった、と批判しよう)、このビジュアル、打撃戦を恐れない度胸、SAKIやなつぽいや高瀬さん、青野さんと並んでもおかしくない(旧)アクトレス系の逸材なだけに惜しいのだ。

2月3日、マーベラス新木場大会のざっくり感想～ｳ(PPV)。

「〇ハイビスカスみぃ(丸め込み、秒殺で×みぃ！/2本目、トミーさんを盾に目突き！→丸め込み)YuuRI」

　みぃﾀｿのうなるスリッパ…。昔はアポﾀｿとか言われてアイドルみたいだったんですよ～ ^^) 。

「〇井坂レオ(垂直落下式ブレンバスター)秦野友貴」

　中々に厳しい一戦。何が厳しいって、マーベラスの「黒一点」、井坂君。女性ファン狙いというかサービスというか、まあアイドル的存在だったと思うんだよなー。

　しかし、歳月は流れ人は年を取り…、早い話が、より若くアイドル的なフレッシュムードを持ったヒートアップの秦野君が出てきたと。

　この秦野君、まあフレッシュムードでそんなに凄くもないが、シャキシャキいいドロップキックや動きを見せる。井坂君、何かこう昔の悪役紹介みたいな小悪党的アティチュードで応戦。

　「Vシネマの帝王」強面の竹内力さんがググったらわかるけど、若い頃はジャニーズ張りの甘いイケメンで、悪役俳優さんも俳優を目指す位だから、若い頃はイケメンが多いが、井坂君も、これからは悪党キャラで行く？

「〇永島千佳世、桃野美桜(裏拳3発→フィッシャーマンズバスター)×ウナギ・サヤカ、網倉理奈」

　勿論、今日のハイライト、あっし的メインイベント。この1試合が見たくてPPVを買った。

　ウナギさんvs桃野ﾀｿである。聞いた訳ではないが、多分桃野ﾀｿみたいな鬼の様に鍛えている選手は絶対ウナギさんの様な存在は認めないはず。

　不協和音を期待する？　まさか世志琥-惡斗みたいな事にはならないだろうが、究極の「混ぜるな危険」対決は恐ろしく興味を引いた。大体ちょっとでも二人の試合を知っていれば、桃野のスピードにウナギさんがついていけるわけねーじゃん(爆)。

　ところがここがプロレスの弾力マキシマムというか、多少のスピードや実力や試合スタイルやナンチャラが違っても合わせる、合わせて見せられるだけの試合をしなければいけないレスラーのサガやら何やらで、かみ合うから面白い。

　…いや、かみ合ってはいなかったが、考えられる限りのギリギリで試合を成立させたというか。

　まずは、桃野ドロップキック連打で一本！ 次いで、永島さんやら網倉さんの攻防もあるがこの際パス。

　再度、ウナギさんvs桃野ﾀｿ。エルボー合戦。これ、絶対小柄な方は不利だと思うんだけど、桃野分厚い体でひけをとらない所か、押している。ウナギさんも、口程には攻撃力は高くないが、かなり強いのを入れる。

　例によってウナギさん伸びるがw、回復して何とか反撃。

　…いやー、この今にも試合が壊れそうなピリピリ感は凄い。自分は去年の「青野vs澄川」「駿河メイvs水森」みたいな、何度も試合してどんどん攻防が進化する「名勝負数え歌」パターンが好きだが、これはその真逆の、全く認め合わない、かみ合う訳もない二人が、ギリギリで接点を見つけるスリルの名勝負だ。

(2人のマッチアップはまあ、こんなもんでした↓。これだけ見るとそれ程でもないかも知れないけど、映画のハイライトだけ見てもあんまり面白くないみたいなもんで

https://www.youtube.com/watch?v=UEcuRjlM5sg&t=24s)

　試合後のマイク合戦も、(ウナギ)「お前、あたしとやりてーんだろ、なら、そー言えよ」、(桃野)「それはおめーだろ」と、平行線。

　後ろでヤバい事になったら止めようとソワソワしているあーみんさんがリアルでしたw。

「〇渡辺智子(スパイラルボム？)宝山愛」

　…う～ん、まあカードの時点で見当はついたけど、宝ーちゃんが効かないドロップキックをちょっと出しただけで、ほぼ意味のないカード。

　こういう試合もまるで意味がない事もないだろうけど、アイスとかガトムー当たりの同レベルの選手ともやらせてあげたいなとも思う。

「△青木いつ希、 雪妃真矢(エルボー合戦→川畑、ムーンサルト、ウラカン！→返し合い、でタイムアップ)Maria、△川畑梨瑚」

　魅せる点でもプロレススキルを見せる点でも優れた4人のハイレベルなタッグ。全女系はサブミッションは手薄というイメージを覆すMariaﾀｿの腕攻め。、青木さんのコミカルからシリアスのムード転換が特に印象的でした。

2月12日、 PURE-J、BASEMENT MONSTAR王子大会のざっくり感想～ｳ

「AKARI＆×松下楓歩(フィッシャーマンズ・スープレックスクラッチ)〇大空ちえ＆神姫楽ミサ」

　アイス道場でよく顔を合わせていそうな4人のタッグ。それ程の白熱もないが、変な軋みもなく各人快調に技を出していた。

　楓歩ちゃん、悪くはないが揺れるアイスのニューリーダー的立場としてもう一歩アグレッシブに目立って欲しかった。

　興味大だが、見る機会の少ないミサは例の突撃ファイトでまずまず。昨年欠場からもう一つ勢いの落ちた感じのちえはユニークなムーブをいくつか披露で一番良かっぱ様な…。

　

「KAZUKI(エッジ直々伝スピアー)〇真琴」

　「食らえー！」とか荒っぽい言葉を使ったら、ピコさんに張り扇でひっぱたかれる「丁寧語マッチ」。

　…しかし、「フォール(だろ)！」は、体言止めは荒っぽいと言えなくもないが、途中までスルーで終盤にひっぱたかれる様になった。

　また、真琴さんが中盤から出したパターンが「こーの野郎ー！…『です』」、って、「です」を付ければ丁寧になるってもんでもないと思うがW。

「○久令愛(チェリー、裏拳！　が、ダウンしていた久令愛に躓いた所を抑え込まれ) ×チェリー、他Leon、マドレーヌ」

　今日ははっきり言ってカードは良くない。メインだけは決めていたが、後はありあわせのメンバーで何とか組んだ、という感じ。

　しかし、それでもある程度デキるメンバーを押えていたので、このムリヤリな4WAYもネタあり、うまいテクニックありで結構面白かった。

「○ライディーン鋼＆SAKI(ラ・マヒストラル)×中森華子＆佐藤綾子」

　ちょっと楽しみだった。何といっても、SAKI vsサトアヤさん。SAKIさんはうまいけど今風の軽い試合の人で、サトアヤさんは「最後の全女魂」と言える(まだナナエさんなんかもいるけど)技の重さがある人。

　どうなりますやら、と思っていたが、流石にSAKIさんも歴戦の勇者で、しっかり対応して試合を進めますねー。

　鋼はシングルだとどうしても引いてしまう嫌いがあるが、このタッグはSAKIさんがうまくリードして鋼のパワーだけを有効に使っている感じがする。SAKIさんも相手を圧倒する感じではないが、ゲームの達人という感じで、うまく勝ちへの流れを作る感じ。

　終盤、例によって、中森さん、ガンガン鋼の顔を蹴るが、この日の鋼は押されているというより、余裕を持って受けている感じがした。

この前初めてアクトレス見に行きましたけど、あれがプロレスじゃなかったら他団体でやってるのは何？ってなりますよね…

ズンドコ賞…良いですね〜！
同感です(笑)