DDT (プロレス技), by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=360492 / CC BY SA 3.0
#プロレス技
ランディ・オートンによるDDT(エレベイテッドDDT)。
DDT(ディー・ディー・ティー)は、プロレス技の一種である。
ジェイク・ロバーツのオリジナル技であり、代名詞的ともいえるフィニッシュ・ホールド。
正対する相手の頭部をフロント・ヘッド・ロックの要領で片脇に捕らえ、そのまま後ろに倒れこんで相手の頭部を打ちつける。
ロバーツは自身のDVD『Pick Your Poison』に収録されているインタビューでDDTの名称は殺虫剤のDDT(Dichloro Diphenyl Trichloroethane)に由来していると語っている。
ダブル・ミーニングとして相棒であるニシキヘビのダミアンにちなんだダミアンズ・ディナー・タイム(Damien's Dinner Time)にも掛けられており、他にも、「Drop Dead Twice」「Demonic Death Trap」「Death Drop Technique」など様々な言われようもあった。
ロバーツのDDT以前にも似た形のプロレス技は存在していたとも言われるが、1つの必殺技としてDDTを開発と確立したのはロバーツである。
天龍源一郎がインタビューでDDTを自身の名前と掛けて、「DDTはデンジャラス・ドライバー・オブ・テンリューの頭文字である」という旨の発言をしたため、命名の由来に若干の誤解が生じていた。
単純ではあるが応用性に富み、試合中盤の繋ぎ技としてだけでなく独自の工夫を凝らすことでフィニッシュ・ホールドに進化させるレスラーも多い。
見栄えが良い上にこれといった返し技がないなど利点も多く、近年のプロレスを代表するプロレス技の1つといえる。
現在は相手の頭頂部を打ち付ける形が多いが天龍のDDTは顔面を狙うような形で仕掛ける。
頭頂部を狙う形のほうが見た目が派手で相手も受身がとりやすいため(技を受けた相手が1回転するなどして受け方も見栄えがする)、こちらのほうが主流になっている。
実況アナウンサーの辻よしなりがDDTを「リング上の殺虫剤」、福澤朗も「プロレス人間殺虫剤」と形容している。
DDTプロレスリングは「Dramatic Dream Team」の略称であるが命名する際に技名として使用されているDDTを略称にかけたものである。
応用技として相手の首をDDTの要領で左脇に抱え込み、ジャンプして背中から倒れ込むと同時に抱えていた相手の頭部を打ちつけるジャンピング式、相手が両膝をついた状態から相手の首をDDTの要領で左脇に抱え込み、左足を後ろに振り上げて反動をつけて背中から倒れ込むと同時に抱えていた相手の頭部を打ちつける低空式、相手をコーナー最上段に座らせて自身もセカンドロープに登って仕掛ける雪崩式がある。
雪崩式は危険技なので、あまり使用されていない。
雪崩式を仕掛ける自身も背中を強打するため、諸刃の剣とも言える。
橋本真也が蝶野正洋に雪崩式を仕掛けた際に橋本が起き上がれず、蝶野が先に立ち上がり、橋本をフォールする展開があった。
総合格闘技で行われた山本宜久対マーク・ケアー戦において、ケアーがタックルを仕掛けたところ山本がフロント・ヘッドロックの形でケアーの頭を締めながら後方へと倒れ込んだ結果、偶然にDDTの形になってケアーが失神して試合が決着した例がある。
相手が屈んだ状態にある時に、相手の首に飛びついた勢いでそのまま仕掛ける。
ロープワークの攻防から走った勢いで放つパターンや、ショルダースルーなど上に放り投げられた後の落下の勢いで放つパターンがある。
後者の主な使い手はジ・アンダーテイカー。
橋本真也も垂直落下式DDTを開発する前にフィニッシュとして使用していた。
DDTに相手を捕らえてそのまま持ち上げ、相手の体をマットに対して垂直にした形で落とす。
技としては垂直落下式ブレーンバスターとほぼ同型だが、唯一の使い手であった橋本が「足のステップがDDTなのでブレーンバスターではない」と主張していた。
実際、初期は空中で無理やりDDTのフックに持ち替えるなど落とし方がDDTに近く、危険性を考慮して後のブレーンバスターのような形になった。
橋本はこの技を一撃必殺の最終兵器として愛用し続け、橋本がチャンピオンになって以来、この技を自力でキックアウトしたレスラーはロード・スティーブン・リーガル(ウィリアム・リーガル)のみである。
フロントヘッドロックで固めた相手を中心に旋回して叩きつけるDDT。
WWEではトルネードDDTと呼称される。
スペル・デルフィンのオリジナル技(実際に開...
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