【急遽プロレスからシュートマッチに変更】なぜアントニオ猪木は試合前の控え室で異常な緊張状態だったのか？アントニオ猪木VSアクラム・ペールワン #プロレス　#格闘技　 #アントニオ猪木

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「異種格闘技戦」という言葉がある。江戸時代末期の1854年、米兵が力士に挑戦した相撲vsレスリング、ボクシングの他流試合の記録が残っているそうである。これが日本初の異種格闘技戦かもしれない。
だが、この言葉を日本に定着させたのは、間違いなく1976年のアントニオ猪木だった。猪木は76年から、通常のプロレスとは別に「格闘技世界一決定戦」と銘打って他の格闘技の選手との闘いを始めた。
猪木の異種格闘技戦は、76年2月のウィリエム・ルスカ戦から89年5月のショータ・チョチョシビリ戦まで、全20試合が行われた。この20試合の中には、素人の覆面空手家、ミスターX戦、「小錦の弟」だがまったく実力不足だったアノアロ・アティサノエ戦、不可解な結末および同日の前田日明VSドン・ナカヤ・ニールセン戦に食われてしまったレオン・スピンクス戦など、名勝負とはいえない試合もありはする。
しかし、猪木が行なってきたこの異種格闘技戦の中には、後の世の人々の記憶に残る大きな試合が2つあった。その1つは言うまでもなく、76年6月のモハメド・アリ戦。そしてもう1つが、今回のテーマ。76年12月12日のアクラム・ペールワン戦である。
ペールワン戦は、「格闘技世界一決定戦」の第5戦として、パキスタンのカラチで行われた。

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