アベノマスクさらに8000万枚配布へ 保育所など対象も ニーズは...?

「なかなか届かない」、「小さい」など、いろいろ言われたあの「アベノマスク」が再び配布されることになった。

その数は、何と8,000万枚。

総額260億円にのぼる多額の国費を投じ、全世帯に配られた通称「アベノマスク」。

皆さんは使っていますか?

20代女性「わたしは使ったことはない。父親が使っているんですけど、普通にいいみたい」、「ガーゼマスクがあんまり...不快感があるのかなって。一度も袋から開けていない」、「結構大きめだったから、隙間から菌とか入ってきそう。本当に最終手段」

街からは多くの不評が聞かれる中、政府は、7月下旬から保育所や介護施設などに、およそ8,000万枚を追加配布する。

50代男性「あまり意味がないと思います。税金の無駄という気がします」

40代男性「そのお金は別の形で使った方がいいのでは」

アベノマスクの再配布が報じられると、ネット上では、関連ワードが次々とトレンド入りする事態に。

では、保育の現場はアベノマスクを必要としているのか。

取材班は、東京都内の保育園に向かった。

ここには、4月に政府から職員用のアベノマスクが十数枚届いたという。

しかし、現在使用している職員はいない。

職員「大きさとかサイズも小さいので使っていない」、「もう夏場で苦しくて紙マスクに替えました」

実は、保育所や介護施設などにアベノマスクが配布されるのは今回で3回目。

政府は、4月から1人1枚がいきわたるようにおよそ2,000万枚、さらに6月下旬には、1人2枚分となる4,000万枚を配布。

そして今回は、マスク不足が解消された中で、これまでで最大の1人4枚、計8,000万枚を配るという。

キャンディーパーク保育園・武藤大助園長「今マスクが足りないとか、手に入らないという人はいないと思う。今必要かと言えば、今のところは間に合っていますという状態」

うず高く積まれたアベノマスクの山。

不要な人から集めたもので、その数は3万枚にも及んでいる。

愛知・名古屋市に住む前田明子さんらは、全国から集めたアベノマスクを慈善団体を通してフィリピンのスラムに送っている。

アベノマスクの再配布については...。

アベノマスクの寄付を募った前田明子さん「(再配布の)必要はないのかなと思う。アベノマスクはいいよねという声は1回も聞いたことがないので賛同はできない」

すでに予算に計上されている8,000万枚の再配布。
投じられる税金は...。

菅義偉官房長官「今後、介護施設に配布する予定の約8,000万枚の合計1億5,000万枚(3回分)の調達等に要した費用は計247億円である」

厚労省は、番組の取材に対し、「布マスクの配布は、繰り返し使えるため需要抑制にもつながり、継続的に配布することは、今後の感染拡大に備えるためにも有意義と考えている」とコメントしている。

(2020/07/28)
#新型コロナウイルス #アベノマスク

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