「昔はよく見てたけど、今はあんまりプロレス見ないなー」という人は、『近藤修司』と聞いてもいまいちピンと来ないだろう。闘龍門でデビューし、全日本プロレスを経て、現在は武藤敬司が代表を務めるWRESTLE-1(レッスル-ワン)に所属するプロレスラーである。
階級的にはジュニアヘビー級でありながら、2010年に行われたベンチプレスのイベントではあの「野人・中西学」を退け225キロで優勝したパワーの持ち主だ。そんな近藤修司の必殺技を、40個もランク付けした動画が YouTube にアップされているのでご紹介したい。動画のタイトルは『Top 40 Moves of Shuji Kondo』だ!!
・近藤修司とは
近藤修司……。パワーの凄さはもちろんのこと、抜群の運動神経と明晰なプロレス頭脳を持ち合わせた選手である。彼の名試合は数知れず、2008年丸藤正道との試合は「プロレス大賞・ベストバウト」にも選ばれるなど、『平成の名勝負製造マシーン』ともいうべき選手なのだ。
彼を知ったとき、私(筆者)は「ヒロの身長が後5cm高ければ歴史が変わっていた」という言葉を思い出した。類まれなるプロレスセンスを持った『ヒロ斉藤』を評した言葉だが、近藤修司なら身長173センチでも「プロレス界の歴史を変えうる力がある」と感じたのだ。実際、ヘビー級の選手とも数々の名勝負を繰り広げている。
・米在住のプロレスマニアが制作
以前の記事でも解説したが、動画の作者を紹介しておこう。毎度おなじみ YouTubeユーザー「BDWJ1986」こと、米ニュージャージー州プレインフィールド在住のロドニー・A・カミンズ(Rodney A Cummins)氏だ。
ロドニー氏は、これまでにも数々の「プロレス勝手にランキング動画」を公開。そのひとつが今回の “近藤修司 ベスト40” だ! 彼が作る動画は幅が広いのだが、重要なレスラーが抜けている……。『スコット・ノートン』を忘れてるぞ、ロドニー・A・カミンズ!
・ランサルセは5位
それはさておき、気になるランキングであるが、ロドニー氏らしい多彩なラインナップになっている。近藤のパワーがよくわかるぶっこ抜きジャーマンが25位、まるで格闘ゲーム技のようなザ・オリジナル(「ジ」じゃない)が7位、オリジナルのタックル、ランサルセが5位となっている。
果たして1位は何なのか? 気になる結果は自分の目で確かめて欲しい。ちなみに今回の動画には出てこなかったが、彼の本当の凄さは「受けっぷりの良さ」にある。屈強で頑丈でタフネスな肉体とハートが数々の名勝負を生んでいるのだ。ぜひ、しばらくプロレスから離れてしまっている人にこそ近藤修司を見てほしい。
参照元:YouTube、Twitter @BDWJ1986
執筆:P.K.サンジュン出典 ロケットニュース24
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